2010年11月10日水曜日

比べてみよう。remix前とremix後

インドネシアで人気のGEISHAというバンドの「JIKA CINTA DIA」という楽曲。
一昨年の年末から今年の初めまでは現地でかかりまくっていた曲。
原曲とFUNKOTのバージョンを聞き比べるとインドネシアのREMIXワークがどんなものか分かると思います。

原曲



REMIXバージョン(しかも現場録音)


おまけ DANGDUT ショーでのカバーバージョン

2010年11月9日火曜日

Funky Papua

直接funkotに関係ない情報ですが、面白いので掲載。

インドネシアファンキーナイトでDJ中にインドネシア語MCをしてくれた
現在スラバヤに赴任中のマイメン mc takeから情報。
今、インドネシアで大人気なのが、三人組のダンスチーム「Funky Papua」
























インドネシアのオーディション番組から輩出された彼らは変なメイクやコスプレを施して、
会場爆笑の中踊りまくるその姿は「元気が出るテレビ」の「ダンス甲子園」を思い起こさせる。





スパイダーマン、バットマン、スーパーマンで!5:30ぐらいからfunkotで踊ってます。



スーパーマリオコスプレ!

2010年11月6日土曜日

オーストラリアのfunkoter

soundcloudにオーストラリア人の手による良曲がアップされていました。



Fly me to the moon (Funkot remix) by laserimouto

オーストラリアはバリ島にリゾートに行く人も多いので、現地でfunkotを聞く機会もあったのかもしれません。
もしくは、日本のfunkotの動きに呼応してのもかもしれませんが、いわゆる定番サンプルを使わずに、
非常に高いレベルでバッチリfunkotの空気感が再現
されています!
ラップボイスサンプルにLIL JON を使うのは「やっぱりそうするよなー」という感じです。
(勢いがあって使いやすいので僕も多用する)

インドネシアから日本、そしてオーストラリアにもFUNKOTの炎は飛び火した!

2010年11月5日金曜日

現地動画、続々発掘。

しかし、ここ最近、現地の動画がかなり多く発見されてます!
一、二年前はまったくといって良い程、現場の映像は見つからなかったんですが、
きっとインドネシアで大流行のblabk berry携帯のカメラとかで手軽に動画が撮れるように
なったのかもしれませんねー。
Hotel Bahteraというタイトルで調べた結果、東カリマンタンにあるホテル内のディスコの様です。





音はこれ以上無いってぐらい割れてますが、セクシーダンサーの動きがヤバい!

Great Female DJ

またもFemale DJの動画発見。



詳細は不明ですが、フロアから彼女の姿が見えるようなブース作りは珍しいですね。
ものすごく低い場所にCDJとミキサーがあるので、操作はしづらそうですが、
立てひざしながらのMIXINGは前代未聞!かなりエクストリームなスタイル!
これも「サービス」の一環でしょう。
むしろDJってよりはセクシーダンサー寄りなのもそれはそれでまたGOOD!

FUNKOT先輩あらわる。

先日、FUNKOTを2003年から聞き続けているという日本人の方に出会いました。
趣味でDJもされていて、僕がBLOGやタマフルなどで紹介しはじめた頃、香川県で独自に活動されており、
地元の服屋などのショップにMIX CDを置いていたというまさにFUNKOT先輩な方です。

2006-2007頃のスラバヤ製の音源を中心に数多くの音源を所持しており、先日アシパンにて軽くDJして頂いたのですが
ハッピーでややチープ、かつアッパー、そしてなんとなくセクシー、といった当初のわれわれが抱いていた
いわゆる「ファンキーコタ」的なイメージのすばらしい楽曲の嵐でした。

通に言わせると「2006-2007ぐらいの音源が一番よかった」というファンコットですが、
まさにその頃の音源でのプレイを聞く機会をはじめて得て、進化の様子をまざまざと感じることができました。

DJ ZIN プロフィール

2003年初めて現地のCDを聴き身体の血が騒ぎ出す。
2006年に現地CLUBデビューし、FUNKOT黄金期の音に完全にヤラれ、このサウンドの虜となる。
スラバヤ STATION、ジャカルタ CROWN Mille's MILLENIUM BATAVIA といった数々の有名クラブ、ディスコでDUGEMを経験。
そこから多くのDJ達、パーティーピープルとの交流の中、確かな耳を培っていきDJ活動を開始。
2009年香川県在住時、自主制作のMIX CDを発表し、地元ショップなどで好評を得る。
そのインドネシア人すらもインドネシア人と見間違うルックスから吐き出されるグルーヴは
現状「最も長くFUNKOTを聞き続けている日本人DJ」に相応しい。

というわけで、12/3(金)に日本のAAA級トラックメーカー SHISOTEX君と僕、そしてFUNKOT先輩ことDJ ZINさんという面子で
アシパンにて小規模ながらFUNKOTオンリーのイベントを企画しようと思います。

詳細はこのBLOG、またはツイッターで!

2010年11月3日水曜日

【ニコニコ動画】東方リミックス:「妖々跋扈」

主にニコ動にFUNKOT REMIXをアップされている北海道は札幌のFUNKOT TRACK MAKER
MIXAGO氏の新作がアップされたようです。




MIXAGO氏のSOUNDCLOUD
http://soundcloud.com/mixago

MIXAGO氏のTWITTER ACOUNT
http://twitter.com/funtek_mixago

インドネシアのフィメールDJあれこれ

どうやら今、インドネシアのクラブシーンではフィメールDJ(女性DJ)が大ブームのようです。
しかも、聞いた話によると、パフォーマンスだけで本当に廻しているDJは別の場所にいる
とかMIX CDを流しちゃうという日本でもどこかで聞いたような話が割と横行しており、
硬派なDJ師弟関係とは別にまずメシを食うためのビジネスとして「お客さんに受けること」を
重視した動きが出てきているそうです。
この辺は今月、現地に行って本当かどうか確かめてくるとしても、
確かに、オッサンが前に出るより、セクシーなフィメールDJがブースにいて煽るだけでお客さんは盛り上がりますね。

せっかくなので、集めたインドネシアのフィメールDJ達(FUNKOTのDJに限らず)の写真を貼っていきます。

DJ MICKEY



DJ ICHA and LIGHTNING CREW(PACIFIC DJ TEAM)




































DJ AYUMI


DJ TRIXIE
























DJ ONY(RDJC)

DJ DYY

DJ REMYNA(CROWN DJ TEAM)
DJ LUNA(CROWN DJ TEAM)
DJ WitHa Bvlgary


Dj Lily Pita
DJ NATASHA

Dj Shissy Bvlgary

FUNKOT基礎知識 その壱

日本のネットにおけるクラブ音楽の認知度および、在宅リスナーの方にある程度の影響力を
与えている事が確実であろうDOMMUNEにて、スクラッチ世界チャンプ、DJ HANGERがFUNKOTを
プレイしました。

ここでFUNKOTとは一体何か、というおさらいをしてみたいと思います。

2000年ごろにインドネシアにおいて、DANGDUT(現地の昔からある大衆ディスコ歌謡)とTRANCEから
生まれたのがFUNKOT(FUNKY HOUSE MUSIK)です。

2008年に日本でも「ファンキーコタ」として紹介されたこの音楽ですが、
現地での呼称はFUNKOT、またはINDONESIA FUNKY HOUSE。















バリ島では単純にFUNKYと呼んでいました。

ファンキーコタという呼称も聞かなくはないですが、かなり通じにくくなっていると思われます。
もともとジャカルタの歓楽街、コタ地区で生まれたというのがその呼称のルーツになっているようです。

ここでは現地に習いFUNKOT/ファンコットの呼称で呼んでいこうと思っています。

また当初、自分が紹介したのですが、現場を知らない状態でそれらの音源を聞くと
非常にチープに聞こえたり、西洋的な音楽における常識から逸脱する部分が多いことから
ダサい、スットコドッコイといった形で表現していましたが、現地で体感した経験から、
「これはダンスフロアでかかるために生まれた音楽だ」と確信しました。



非常に生命力の高い、ブチ上がるためだけに作られた究極のダンスミュージックの形のひとつである
と確信し、これはアジア発の21世紀のサマー・オブ・ラブだ、といっても過言ではないぐらいの衝撃を受けました。

あらゆる音楽要素を飲み込み、さらに進化し続ける貪欲さ、そしてDJ達の真剣さに触れ
そういったある種、ネタ的に取り上げる姿勢で臨むということを考えさせられました。
ただ、30曲に一曲ぐらいはやはりとんでもない曲が出てきたりすることも事実ですので、
まぁこれはジャンルにおける愛嬌というものでしょう。そこも含めて非常に面白い音楽だと思います。

FUNKOTにも色々な種類があるのですが、基本的な特徴は独特のビート、高速BPM、ちりばめられたボイスサンプル、洋の東西を問わぬ多岐にわたるREMIX、派手でアグレッシブなシンセサイザーサウンド、とにかく現場の鳴りを考えて作られた中低域を重視した太いベースライン。
また、ダウンビートと呼ばれる曲中でのBPM変化も特徴的です。

またクラシックと呼ばれる古くからある名曲は毎年バージョンを重ねて様々なDJによってREMIXされています。

MIXスタイルはちょうどハウスのそれと同じようなスムースなロングミックスが重視されます。
DJはDJスクールを卒業し、各ディスコなどに専属した職業DJが中心で、
DJ用のセパレートシングルは「飯の種」として非常に貴重に扱われており
一般リスナーが入手することはなかなか難しく、現地人でも事情を知らない人間は手に入らないようです。DJから直接買うのが一般的、または、ハコDJとして、ハコの買い取った音源が支給される、
という入手経路が多いようです。

ただ、その音源統制も最近ではゆるくなり、ファイルストレージ系のWEBにシングルがアップされていることも珍しくなくなっています。
なので、丹念にネット上を探せば入手は可能です。
ただ、シングルの貴重な性質上、ここで「どこそこにある」というのも中々問題がありますし、
違法コピーで刃傷沙汰なんて話も聞いたり聞かなかったりしますし、僕自身もインドネシア人からの
メールのハッキングを受けたことがあるので、公に書くのは難しいと判断します。

アップされる音源はローカルのDJがかなり使い古したものが多く、本当に最新の曲は現地の(それもトップ)DJのプレイでなければ聞くことができません。

とてもローカルなものではありますが、こういった規制や習慣が
現地DJの地位や文化を守るということにもつながっているのかも知れません。

それでも音源が欲しいという方は実は自分は去年の終わりにバリ島で現地DJから販売権ごとセパレートシングルを買ってきて、一応販売許可の下りている音源を保有しています。
ただし、これらはあくまでバリ島のそのDJの押さえている範囲での了承を取ったものですので、
そこまで公に販売していいのか、というのは正直、微妙なところではあります。

ですので、現在はACID PANDA CAFEのみで59曲入りのMP3ディスクを販売しております。

2010年11月2日火曜日

BT - Flaming June (Shisotex RMX)

これがDJ Ronnyも絶賛したshisotex君の楽曲!



BT - Flaming June (Shisotex RMX) by shisotex

TELEPHONE / RONNY

本当にCYBER DJ TEAM DJ RONNYのモノかは確認できませんが、RONNYの曲らしきトラックがSOUNDCLOUDで
DL可能です。
自称「完璧主義者」のRONNYはインドネシアでもAAAクラスのトラックメーカー/DJで特にDOWNBEAT系の曲に定評があります。まさにFUNKOT完璧超人!

また最近の流行でもあるHARD FUNKというFUNKOTのジャンルの提唱者でもあります。
MILENIUMというジャカルタのクラブに所属しており、インドネシア全国でDJしています。




Telephone-Ronny by Rudy 2112

DJ RONNYが11/18にバリ島のクラブ「NEW STAR」でプレイするようです。/






















ちなみにこの日はバンドゥンからフィメールDJ、さらにバンジャルマシンからもDJが登場するようです。
バンジャルマシンにはHYPER DJ TEAMというチームがいますので、そこの所属DJかも?





















NEW STARロゴ



DJ RONNYのMIX動画


僕がDJ MCTさんに習ったBASSを一気に入れ替える方法ではなく、全部のEQを満遍なく使い、
じわじわと混ぜていくロングミックスをしています。

2010年11月1日月曜日

I LIKE IT LOUD REMIX

FUNKOTのクラシックとも言うべき、名曲I LIKE IT LOUD。
一度聞いたら忘れられない勢いのあるフレーズが特徴的。

タイトルにLOUDが入るとだいたいこのフレーズが入るのだが、
ファンコッター的にはこのフレーズが入るだけで気持ちがブチ上がるという代物。
この曲はFUNKOT.JPでもMASTA BASS SUAMAがREMIXしていたが、自分としてもいつかはやらねば、
ということでリミックスしてみました。



I LIKE IT LOUD 2010 RMX by DJ JET BARONG

はっきりいって無限にバージョンがあるこの曲ですが(トラックメーカーの数だけあると思う)、
それぞれダウンビートになったり、音色が変わったり、フレーズが微妙にアレンジされてたりと
その違いも楽しみの一つでしょう。

たとえばこのフレーズはDANGDUTなんかでもガンガン引用されてます。



日本でもFUNKOTファンを自称するならI LIKE IT LOUDのフレーズを聞いただけでブチ上がれるメンタルを身に着けたいものです。